優しい笑いで人々を包み込み、映像と音楽の素晴らしい調和を生み出した巨匠ルネ・クレール監督。
チャップリン、小津安二郎など、世界の映画作家にも多大な影響を与えたクレールの生誕120周年を記念し、名作『リラの門』が4Kデジタル・リマスター版で美しくよみがえる!
チャップリン、小津安二郎など、世界の映画作家にも多大な影響を与えたクレールの生誕120周年を記念し、名作『リラの門』が4Kデジタル・リマスター版で美しくよみがえる!
戦前に公開された『巴里祭』は、パリ下町が舞台の、フランス革命記念日”巴里祭”の前日に心を通い合わせた男女のすれ違いの恋物語が、モーリス・ジョベールの名曲に乗せてロマンティックに描かれる。主演のアナベラは、その可憐な美しさから<翼をなくした天使>と称えられ、日本でも大ヒットを記録した初期の代表作。戦後に公開された『リラの門』は、ルネ・クレール監督、円熟期の最高傑作。警官殺しを匿うことになったお人よしの主人公の、可笑しくて切ない人情喜劇。ろくでなしだが憎めない主人公を名優ピエール・ブラッスールが熱演。伝説的シャンソン歌手ジョルジュ・ブラッサンスによる演奏シーンも登場する。