いちばん身近にいながら、お互いを理解できずにバラバラになっていたハートマン家の人々。難民の青年との出会いをきっかけに人生を見つめ直し、生きる喜びを取り戻していく心温まる物語は、外国人との文化や習慣の違いによるハプニングの連続に笑い、泣けると口コミで話題となり大ヒット、2016年度ドイツ映画興行収入NO.1を記録。『善き人のためのソナタ』のプロデューサーとヒットメーカーのサイモン・バーホーベン監督がタッグを組み、ドイツの人気俳優たちが競演。これからの国際化社会に向けての、“おもてなし”のヒントをくれる。難民問題に揺れるドイツから、本国のアカデミー賞で観客賞を受賞した、明るいユーモアがたっぷり詰まった必見の一作がいよいよ公開。
ミュンヘンの閑静な住宅地に暮らすハートマン家のディナーの席で、母アンゲリカは難民の受け入れを宣言。教師を引退して生き甲斐を見失った彼女は、夫リヒャルトの反対を押し切って、ナイジェリアから来た難民の青年ディアロを自宅に住まわせる。家族ははじめてのおもてなしに張り切るが、大騒動が起きてしまう。さらに、ディアロの亡命申請も却下に。果たして、崩壊寸前の家族と天涯孤独の青年は、平和な明日を手に入れることが出来るのか──?