軽快なテンポで不運は続く。
気の毒だけど、クスクス笑いが止まらない。
そして最後はホロッと心地よい苦味が。
と、作品そのものが極上のコーヒーのようでした。
                 清水ミチコさん(タレント)
ユーモアと皮肉あふれたベルリン・ラプソディー(狂詩曲)、
そこから現代社会のオカシさ、哀しさが浮かび出る。
                 池内紀さん(ドイツ文学者)
私にとって、自由でオシャレでファンキーなミッテ地区。
主人公の一日は、それとはまったく違うだろう。
だけど彼のため息や、夜明けのコーヒーは、私にも覚えがある。
                 小栗左多里さん(漫画家/『ダーリンは外国人』シリーズ)
ボウイのベルリン三部作、
ヴェンダースの天使...
この街はモノクロームが似合う。
それだけに、ニコ君がありつく
一杯の温かさやホロ苦さが
香しく沁みわたる。
                 エドツワキさん(イラストレーター)
初期のジャームッシュに似てるって? まさか! ずっと新しい!!
ついてないのは主人公の青年なんだろうか。いや、この映画を見逃した映画好きだと思う。
                 金原瑞人さん(法政大学教授)
嘘と真実、過去と今、黒と白・・・
ベルリンの風景の中で現代の人々の奇妙な心情がユーモラスに綴られていく。
そのシュールな世界に思わず引き込まれていく自分を見つけた。
                 小菅優さん(ピアニスト)
JAZZのなかに言葉を、モノクロの画面のなかに色を感じました。
                 藤村俊二さん(俳優)
コーヒーに注目していたら、人生の機微が見えてくるフード映画。
この世界にはなぜコーヒーが存在するのか?
究極の答えがこの映画にあります。
あなたも映画館を出たら絶対にコーヒーが飲みたくなる。
                 福田里香さん(お菓子研究家)
                 順不同
ドイツ映画界が待っていた救世主だ!
                 ディー・ツァイト紙(独)
デビュー作にしてあらゆる賞を総なめにしたヤン・オーレ・ゲルスター監督の、 モノクロームの魔法で描き出したウィットと詩情に富んだ会心作。 トム・シリングは特筆に値する素晴らしさだ。
                 南ドイツ新聞(独)
ドイツ映画の、幸運の女神。
                 デア・シュピーゲル誌(独)
ベルリンを舞台にした、楽しげで肩の力の抜けたコメディは、 しっかりとした脚本と構成で観客を魅了する。 モノクロのシャープなカメラは、ベルリンを、時代を超えたメトロポリスとして映し出し、 ニコの心情が浮き彫りにされる効果を生み出している。
                 ハリウッド・リポーター誌(米)
ヌーヴェルヴァーグが生まれた時のようなフレッシュさと、 ジム・ジャームッシュのデビュー作を感じさせる才能!
                 リベラシオン紙(仏)
ニコが体験するベルリンの24時間を、これがデビュー作となるヤン・オーレ・ゲルスター監督は 時に美しく、とてもジャジーに描き出した。素晴らしい主演のトム・シリングによって、 ウディ・アレンのようなチャーミングな作品に仕上がった。
                 メトロ紙(仏)