1950年2月2日ドイツ・ブレーメン生まれ。ウィーンのマックス・ライハルト演劇学校で演技を学んだ後、ドイツ劇場で舞台デビュー。1980年、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの「ベルリン・アレクサンダー広場」(80年/TV)でミーツェ役を演じ、ドイツ最優秀若手女優賞を受賞。再びファスビンダーと組んだ『ローラ』(81年)では、ドイツ映画賞(LOLA賞)を受賞。その後、フォン・トロッタ監督の『鉛の時代』(81年)でヴェネチア国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞、『ローザ・ルクセンブルク』(86年)ではカンヌ国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞し、「Vision」(09年)以来となる本作では、ドイツ映画賞とバイエルン映画賞で主演女優賞を受賞した。そのほか主な出演作は、マイケル・チミノの『シシリアン』(87年)、デヴィッド・クローネンバーグの『エム・バタフライ』(93年)、モントリオール世界映画祭で主演女優賞を受賞した「The Invention of the Curried Sausage」(08年)など。1990年代からは、ニューヨークを拠点に歌手としても活躍。特にシェーンベルクの演奏に定評があり、カーネギーホールをはじめ各国で公演するなど幅広い活躍を続けている。
1956年8月1日ドイツ・キール生まれ。ミュンヘンのオットー・ファルケンベルク・シューレ演劇学校で演技を学び、1981年から98年までミュンヘン室内劇団のメンバーとして参加。ペーター・ザデックの舞台などに立つ。ハンス=クリスティアン・シュミットの「After Five in the Forest Primeval」(95年)に出演以降、ドイツの映画やTVなどに多数出演し人気を獲得。2008年TVシリーズ「Doktor Martin」(07-09年)で、バイエルン・テレビ賞主演男優賞を受賞。スウェーデン作家ヘニング・マンケル原作「The Chinese」を読んだオーディオブックがthe CORINE International Book Awardを受賞するなど、多方面で活躍。主な出演作は、ファティ・アキン主演「Kismet」(09年)、『ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」』(10年)など。
1961年8月5日イギリス・ニューカッスル・アポン・タイン生まれ。6歳からヨークで育ち、その後、ロンドンの王立演劇学校で演技を学ぶ。シガニー・ウィーバー主演『ハーフムーン・ストリート』(86年)で映画デビュー。1997年イプセンの舞台劇「人形の家」でトニー賞やローレンス・オリヴィエ賞などを受賞。ギャヴィン・オコナーの「Tumbleweeds」(00年)では、米国アカデミー賞主演女優賞にノミネート、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。クレメンタイン・チャーチルを演じた「Into the Storm」(09年/TV)では、エミー賞助演女優賞(テレビ部門)にノミネート。主な出演作はクリストファー・ハンプトンの『キャリントン』(95年)、テリー・ギリアムの『ローズ・イン・タイドランド』(05年)など多数。2度目となる米国アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた『アルバート氏の人生』(12年)でのヒューバート・ペイジ役も記憶に新しい。
1978年2月20日ドイツ・ベルリン生まれ。高校卒業後、ベルリンのエルンスト・ブッシュ演劇学校で演技を学び、在学中にユンゲル・フォーゲル主演「Zornige Küsse」(00年)で映画初出演。2001年から06年までミュンヘン室内劇団に加入。「アンティゴネ」「ニーベルンゲンの歌」「十戒」など古典劇の舞台で主演を務める。ダニエル・ブリュール主演『ベルリン、僕らの革命』(04年)でバイエルン映画賞新人女優賞を受賞、『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』(05年)で主演ゾフィー・ショルを演じ、ベルリン国際映画祭をはじめ、ドイツ映画賞、ヨーロッパ映画賞などで主演女優賞を受賞。そのほか主な出演作は、『ヒトラー~最期の12日間』(04年)、『英国王給仕人に乾杯!』(06年)など。
1959年11月18日ドイツ・ミュンヘン生まれ。ドイツのシュトゥットガルトで演技を学び、フライグルク、ケルン、ベルリンの舞台で活躍。ドミニク・グラフの「Der Skorpion」(95年/TV)で見いだされ、ヨゼフ・フィルスマイヤーの「The Harmonists」(97年)でドイツ映画賞主演男優賞を受賞、ベン・ヴェルボングの「The Slurb」(01年)でバイエルン映画賞男優賞を受賞。主な出演作は『ヒトラー~最期の12日間~』(04年)、『わが教え子、ヒトラー』(07年)など。公開待機作として、第63回ドイツ映画賞主要6部門を受賞した「OH BOY」(12年/14年日本公開予定)がある。


1932年1月31日ドイツ・ケムニッツ生まれ。ベルリンのドイツ座演劇学校で演技を学び、舞台デビュー。1951年ベルリン・アンサンブル劇場のベルトルト・ブレヒトの舞台に参加して以来、イングマール・ベルイマン、ペーター・ザデック、ジョージ・タボリなどの舞台に立つ。トーマス・マン原作の「Buddenbrooks」(79年/TV)に出演して以降、クロード・シャブロル、エゴン・モンクなどのTVドラマ作品に参加。1999年ナチス政権下での幼少期を綴った自伝小説「みんなが殺人者ではなかった―戦時下ベルリン・ユダヤ人母子を救った人々」を刊行、2006年ドイツで同名小説がテレビ化された。

1942年2月21日ドイツ・ベルリン生まれ。60年代に移り住んだパリで、ヌーヴェル・ヴァーグやイングマール・ベルイマンの作品に影響を受けた後ドイツへ戻り、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの『悪の神々』(69年)や『聖なるパン助に注意』(70年)など、女優として多数、TVや映画に出演。フォルカー・シュレンドルフの『ルート・ハルプファスの道徳』(71年)へ出演したのをきっかけに、同年シュレンドルフと結婚。脚本の執筆や短編映画の制作にも関わるようになり、夫婦で共同監督・脚本を務めた『カタリーナ・ブルームの失われた名誉』(75年)で監督デビュー。単独での監督デビューは『第二の目覚め』(78年)となり、以降、『鉛の時代』(81年)がヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞、『ローザ・ルクセンブルク』(86年)がカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞するなど、ニュー・ジャーマン・シネマを牽引する世界でも有名な女性監督の一人。

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