1962年生まれ。歴史家、映画批評家、映画史家。パリ第10大学教授。「カイエ・デュ・シネマ」誌編集長、「リベラシオン」紙文化面編集長を歴任。現在は、パリ第10大学で教鞭をとっている。これまでの著作としては、1996年にセルジュ・トゥビアナとの共著で、評伝「フランソワ・トリュフォー」(稲松三千野訳、原書房)を出版、2010年にはジャン=リュック・ゴダールの評伝「Godard」を完成させた。その他、「カイエ・デュ・シネマ」誌の歴史を辿った労作をはじめ、ヌーヴェル・ヴァーグ、映画史、フランス史などに関する数多くの著書があり、ヌーヴェル・ヴァーグの次世代ジャン・ユスターシュに関するキーワード集「Le Dictionnaire Eustache」が彼の監修のもとで刊行されたばかり。『ふたりのヌーヴェルヴァーグ』は初めて脚本を担当したドキュメンタリー作品である。