アルベール/Albert
アルベール・プレジャン/Albert Préjean
1894年10月27日、フランス、セーヌ=サン=ドゥニ県生まれ。20歳の時に第一次世界大戦勃発、軍事航空隊に入る。その後、工場で働くなど様々な職を経て、21年『三銃士』の端役で映画デビュー。クレール監督第1作「眠るパリ」(23)で操縦士を演じ、「ムーラン・ルージュの幽霊」(24)、『空想の旅』(25)、「イタリアの麦わら帽子」(27)などに出演。『巴里の屋根の下』のヒットにより、フランスやドイツのミュージックホールや映画で人気を集めた。’79年11月1日パリにて死去。
ポーラ/Pola
ポーラ・イレリ/Pola Illery
1909年12月18日、ルーマニア、コラビア生まれのユダヤ人。20年代のフランス映画に多数出演し、『巴里の屋根の下』で主役、『巴里祭』(33)にもポーラ役で出演。第二次世界大戦中にアメリカ陸軍航空隊少佐と結婚、アメリカへ移住。その後数か月で離婚するが、アメリカの市民権を得て再婚、アメリカに永住した。’93年10月19日、アメリカ、カルフォルニア州で死去。
≪巴里の屋根の下≫作曲:ラウル・モレッティ
1893年、フランス、マルセイユ生まれ。1906年、13歳の時にマルセイユ音楽院を首席で卒業。ジャズ・オーケストラのピアニストとしていくつかの録音を残しているが、トーキー到来前後、ジャズからシャンソンへと移行する。数多くのオペレッタを作曲、『ミルトンの幸運児』(35)など映画化もされた。『イレ・シャルマン/美はしの君』(32)のシャンソン≪パリについて少し語りつつ En parlant un peu de Paris≫で知られる。