ジュジュ/Juju
ピエール・ブラッスール/Pierre Brasseur
1905年12月22日、フランス、パリ生まれ。’24年ルーヴル劇団の舞台で俳優としてデビュー。’35年ジャック・プレヴェール脚本の『大した奴』に出演。その後も、プレヴェール脚本、マルセル・カルネ監督作『霧の波止場』(38)『天井桟敷の人々』(45)に出演し、舞台俳優としてだけでなく、映画の世界でも世に名を知らしめる。プレヴェール脚本、ポール・グリモー監督の長編アニメーション『やぶにらみの暴君』(53)では鳥の声の吹き替えを担当。’72年8月16日、イタリア、ブルニコにて死去。
芸術家/L’artiste
ジョルジュ・ブラッサンス/Georges Brassens
フランスを代表するシャンソン歌手、作曲家であり詩人。1921年10月22日、南仏セット生まれ。工場で施盤工として働きながら、シャンソンを書き始める。’43年ドイツのベルリン郊外にて強制労働任務で働くが、逃れてパリへ。’52年キャバレー「トロワ・ボデ」に出演後、翌年ポリドールからLPを発売。ジャック・ベッケル監督作「エストラパード街」にシャンソン<雨傘Le parapluie...>を提供するなど映画音楽にも携わった。’81年10月29日ガンのため死去。
マリア/Maria
ダニー・カレル/Dany Carrel
1932年9月20日、フランス領インドシナ(現ベトナム)生まれ。父はフランス人、母はインドシナ人。3歳の時に父を亡くし、4歳の時から孤児院で養育される。パリのマチュラン演劇校で演技を学ぶ。『上級生の寝室』(53)で映画デビューを果たし、可憐さ漂う庶民的な雰囲気の容姿で人気となる。その他の出演作に、クレール監督作『夜の騎士道』(55)、ジェラール・フィリップ主演『奥様ご用心』(57)、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の遺作「囚われの女」(68)など。